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車両Line Up

鷹巣 - 角館間94kmを結ぶ秋田内陸線には、現在14両の車両が走っています。この車両たちに共通しているのは、「長距離」、「雪対策」、そして「観光輸送」に対応する車両だということ。

それでは、カラフルな仲間たちを紹介します

8800形

8801(黄色)

普通列車用のAN(秋田内陸)8800形は全部で9両。そのうち8808はイベントや貸切に使われる「お座敷車両」なので、残る8両が通常の運用についています。

2ドア、セミクロスシートの車内はコンパクトにまとまり、長距離輸送に対応して、すべての車両にトイレが付いています。(車内の写真)

もともとは白地に赤のラインで登場しましたが、2003年度から塗色変更がすすめられ、1両ごとに色が違います。

8801は黄色。側面のドアと正面の貫通ドアの白が、塗色変更車共通のアクセントです。   (荒瀬―萱草)

8802(紫色)

塗色変更のコンセプトは、「虹の七色」。だから紫の車両もあります。春、内陸線のシンボル・森吉山をバックに小又川の鉄橋を渡ります。  (阿仁前田―前田南)

8803(オレンジ色)

鉄道ファン、特に「撮り鉄」の人たちには、明るい色のほうが好まれるようです。8803はオレンジ色。   (阿仁前田―前田南)

8804(オリジナル塗色)

これが内陸線のもともとの塗色です。塗色変更のとき、1両だけは登場した当時の塗色に塗り直しました。写真は秋の観光シーズンの「もみじ号」として運行されているときなので、木製の大きなヘッドマークを着けています。  (合川)

8805(藍色)

一番明度の低い塗色ですが、安定した渋さが好きだというファンもいる8805。塗色変更前は、前田小学校の子どもたちがデザインしてペイントした「わくわくドリーム号」でした。塗色変更される前に、6年前にペイントした子どもたちを招待して「お別れ走行」をしました。(「わくわくドリーム」の写真)

8806(赤色)

「この色が一番好き」というファンが多い、赤色の8806です。雪の中で鮮やかに映えます。 (大野台)

8807(青色)

すっきりした明るい青の8807です。のどかな春の山里を走ります。 (前田南―小渕)

8809(黄緑色)

8800形のラストナンバーは、若草の色。里山の芽吹きに包まれるように走ります。 (前田南―小渕)

8808号 お座敷車両

2003年12月に、内陸線が知恵を絞って作り上げた「お座敷車両」は、普通列車用の8808を改造したもの。エンジのラッピング車体に、鷹巣方には紅葉、角館方には桜を散りばめた、重厚かつ斬新なデザイン。一般公募作品の中から選定されました。

この車両、「掘りごたつ」のようなそれぞれのテーブルが独立する形と、車内全部がお座敷になって向かい合う形の2つの形態にできます。「掘りごたつ形」は、多客時に臨時に定期運用に入る(このときは追加料金なしで乗れます)ときなどに用いられ、この場合、靴は自分の座席の横に置くことができます。写真は、秋の「もみじ号」に連結されたときのもの。

「全面お座敷形」は、宴会に最適。靴をデッキの靴箱に入れて座敷に上がると、そこはもう楽しい宴会空間です。(写真) お座敷定員は40人くらいまで。

お座敷車両は、団体貸切に使われることがとても多く、早めの予約が必要。貸切料金は4万5千円。この値段で鷹巣―角館を往復できるので、とても割安です。DVDプレーヤー、カラオケ設備もあります。

8900形

秋田内陸線では開業当初から、長距離路線であることと、ビジネス客、観光客への配慮から、急行運転が行われています。(急行料金が必要)

名前は沿線のシンボル・森吉山からとった「もりよし号」。現在、下り2本(うち1本は阿仁合―角館)、上り1本が運行されており、女性車掌が乗務。車内販売もあります。なお、角館16時28分発の阿仁合行き普通列車は急行の折り返し運用のため、ちょっと得した気分が味わえます。

急行は通常2両編成で、クリーム色が主体の8903+8904のペア、またはクリーム色の8901と青い8905がペアを組んでいます。次に紹介する2001が運用に入ることもあります。

8901と8902は、しばらく緑(01)と赤(02)に塗られていましたが、8901はオリジナル塗色のクリーム基調にもどされ、8902は赤のまま運用から外れて阿仁合に留置されています。

8901から04までは片運転台なので2両以上の編成を組み、両運転台の8905は単行にも3両編成時の中間車にも使われます。8905の側面の「MORIYOSHI EXPRESS」のロゴが印象的です。

車内設備で特徴的なのは、8901~04の車内中央の「サロン席」。10人ほどがテーブルを囲んで座れるようになっています。サロン以外の座席は転換クロスシートです。

2001号 (宝くじ号)

内陸線で一番新しい車両が、2001年度に入線した「2001」。宝くじ協会からの寄付金で新製されたもので、「宝くじ号」の表記があります。

2001は当初、イベントや貸切専用車両となっていましたが、数年前から急行運用に入ることも多くなりました。車内は、網棚のない開放的な明るさで、屋根の一部が強化ガラスになっていて、空を見上げることもできます。窓は大きく、内陸線の景色を眺めるには最高の車両。角館方が運転室で、その後ろにはイベントスペースもあります。カラオケ、DVDプレーヤーも装備。

この車両の貸切料金は5万円。もちろん、全線往復してこの値段です。定員は転換クロスシート部分が32人で、イベントスペースにも片側にロングシートがあります。また、イベントスペースの床に畳を敷いて「ミニお座敷」にすることもできる楽しさです。

貸切利用のないときには、急行運用に入ったり、「もみじ号」などのイベント列車に使われています。